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まだブルドーザーもパワーショベルもなかった時代、何万人もの人力のみで造られた、鳴尾の18ホール。自然の地形をそのままに生かしたコースは、芸術的とも称される佇まいの中に、穏やかにプレーヤーを迎える。
しかしひとたびクラブを握れば、コースが求めるショットや戦略ルートの厳格性にプレーヤーは居ずまいを正し、敬虔とも言える心境でコースと向かい合う。
白球を追って、谷を下り、丘を登り、風を読み、戦術を練り、自らの経験と技術の全てを、14本のクラブを駆使して球に伝えるその時、プレーヤーはみなゴルフの魔力にとりつかれてしまう。
やがて18の航海を終えた彼らの顔には、えもいわれぬ満足と、時としてわずかの後悔とが刻まれていることだろう。

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鳴尾のコース・メンテナンスのポリシーは「Classic and Original」。
ゴルフをこよなく愛する人々によって造られたコースは、ゴルフをこよなく愛する社員(メンバー)や従業員たちの情熱によって、ほぼ原型のまま今日まで維持されている。
自然の地形を生かしたコースレイアウトは、英国のインランド(内陸部)にある古典的なコースの趣を備え、時に「山のリンクス」とも呼ばれる。

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18ホール全てに個性があり趣を異にするが、特に4つのパー3はほとんどが砲台グリーンで深いバンカー群にガードされており、鳴尾の特徴が顕著に表れている。
プレーヤーたちはコースと対話するようにグリーンに近づき、最後の関門として立ちふさがるチャールズ・ヒュー・アリソン監修によるバンカー群を克服して、グリーンに立つ。
それは考え抜いた末、選択された高麗グリーン。いまや日本一の高麗芝と言われるほどのクオリティにまで磨き上げたのは、「Classic and Original」を旨とする、鳴尾の矜持であろう。

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日本のゴルフ場の趨勢が2グリーンの時代から単純にベント・ワングリーンへと向かう中、鳴尾は高麗のワングリーンにこだわり続けている。オリジナルデザインを保つために、グリーン周りの形状変更を許さないことと同時に、日本固有の芝種である高麗芝が日本の風土、自然には最適の芝種であると確信しているからだ。
しかし、高麗芝のグリーンには難点とも言える特質がある。高麗芝は葉が硬いため芝目がきつくなり、ボールの転がりが不安定になる。葉が立っている分、ベントに比べてボールの転がりが遅くなる。ベントは常緑だが高麗は冬枯れするので、夏と冬ではグリーンの性格が大きく異なる。

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鳴尾では、「Classic and Original」のポリシーの下、開設当時と同じ高麗グリーンのままでベントと同等のパッティング・クオリティを実現するための研究と創意工夫を続けてきた。その結果、近年ではベントと同等の刈り高を保ち、ローラーをかけることなく、夏季でもスティンプメーターで10フィート以上の速さと揺らぎの少ない転がりを出すことに成功している。
確かにスピンがかかりにくくグリーン上でボールを止めにくいこと、四季折々でボールの転がりが違うことなどが、高麗グリーンの攻略を難しくしている。それは一方では、プレーヤーに技術の研鑽を要求し、ゴルフのより深い楽しみをもたらすことにもつながっていると言える。

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100周年に向け最良のコースコンディション造りを

芝生は手を掛ければ掛けるほどコンディションが良くなっていきます。しかし、過保護に育てると弱い芝になってしまいます。いかに手を掛けるか。そこが芝生造りの難しい所です。芝生は人と違いしゃべることは出来ませんが、毎日芝生を見ながら芝生と会話を楽しみつつ、芝生を育てていきたいと考えています。

気象条件は毎年同じではありません。20年芝管理に携わってきましたが、毎年緊張して迎えるのが春の立ち上がりです。立ち上がりが悪いと夏まで悪い状態を引きずります。高麗芝は、一年に一回の生育期間しかなく(ベントは春、秋一回ずつ)ここで失敗してしまうと一年を通じて良いコンディション造りは出来ないのです。

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他のゴルフ場では難雑草であるメルケンカルカヤ、チガヤなどの邪魔者扱いされている草花等も、鳴尾はそれらが良く似合うコースだと思います。法面、ラフ等でプレーに支障のない箇所は防除せずに自然のまま生育させる。これが他の倶楽部にはないオリジナリティを生んでいます。また、バンカーの縁(オーバーハング)のクラシックさ-こういった所を残し、来場された人々に写真に撮りたいと思わせる、感動を与えられるコース造りが出来れば最高だと思っています。

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鳴尾は2020年に創立100周年を迎えます。それまでの7年間にコンディションの向上に向けて課題がたくさんあります。
先人のキーパー達によるしっかりとした土台があるので、次に手掛けていきたいことは、日照不足による裸地部分を無くし、芝葉の数をコントロールし、横揺れが少なく(スネーク)跳ね上がらない(ラビット)、なめらかに転がるグリーン造り。また、表面の硬さをコントロールすることによりナイスショットした時には、ボールスピンがかかるようにすること。
年間を通じて9~10フィートの転がりが出来ることを目標に努力していきたいと思っています。

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チャールズ・ヒュー・アリソンは求めに応じ、鳴尾のコースに対して、微に入り細に穿った助言を行った。中でもバンカーに関する言及は多く、数多くのバンカーの新設を提言した。
アリソンによるバンカーの特徴は、地形の自然な歪や等高線の高低差を巧みに取り込み、さらにバンカーエッジ近くまで砂をすりあげる(フラッシュアップ)ことにより一層その造形美を際立たせることにある。
特にガードバンカーには、グリーンからのアンジュレーションがそのままバンカー内に流れ込み、バンカーとグリーンの形状が一体となってアリソンならではの美観を造り上げている。

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鳴尾のバンカーは、長い時間の経過によって、その淵は原型よりさらに盛り上がり、苔むした部分などが自然の風雅な趣をより一層高めている。また、バンカーの深さはもとより砂の量なども一定ではなく、それが「一期一会」とも称される、ゴルフゲーム本来の趣向に花を添えているとも言えよう。

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