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 2020/09/09

「スペシャルトーク 」-菅野氏×水巻プロ×佐渡氏×筏氏-

ラウンドを終えたマエストロは饒舌だった。
自他共に認めるゴルフ好きで、世界各所の名コースを知る
佐渡裕氏の眼に鳴尾はどう映ったのか。
ともにコースを回った水巻善典プロに、
ゴルフジャーナリストの菅野徳雄氏、
鳴尾ゴルフ倶楽部キャプテンの筏純一を交えた
好漢4名の座談は、各々のゴルフ体験から、
コース評、倶楽部論まで2時間に及んだ。

(2012年10月 倶楽部ハウスにて)

ラウンドを振り返って

[菅野]本日はラウンドお疲れ様でした。佐渡さんは鳴尾を回るのは初めてですよね。どんな印象をお持ちでしょう。

[佐渡]一緒にラウンドした筏キャプテンがおっしゃっておられた「山のリンクス」という表現がぴったりなコースだと思いました。景色が自分の記憶にはっきりと残る感じです。「次はこんな球でこんなふうに攻略したい」と思わされますね。

[菅野]ドライバーショットはほとんどど真ん中に行ってましたよね。見ていてさすが佐渡さん、いい球打つなあと。

[佐渡]今日は途中からもう水巻プロのレッスンラウンドのようになって(笑)色々と教えて頂きました。
特に最近は、練習時間が思うようにとれない中でのラウンドが多く、いつの間にか自分の中での禁止事項みたいなのが5つくらいできていて、例えば頭を絶対に動かさないとか・・・もっともその禁止事項も日によって変わるんですけれど (笑)。

感性のゴルフを大切にする

[水巻]今日の佐渡さんを見ていてもうこれは絶対にゴルフにはまる人だと思いました(笑)。自分の足元しか見えないくらい集中してる。

[佐渡]水巻プロからは「ボールから先のところをはじいていく感覚で振るだけです」というアドバイスを頂きましたが、「それができないから苦労してるんじゃないか(笑)」というところから始まり・・・・
ラウンドしているうちに、もっと体を使ってボールを自由に遠くに飛ばしていきたいとか、そういうゴルフ本来の楽しさや感性が目覚めてきました。本当はこのインタビューを受けずに今すぐにでもそこの練習場にいきたいくらいです(笑)

[水巻]プロの世界でも結局はその感性が優れてる人だけが残っていくんです。青木(功)さんみたいに自分の感性だけでできる人は70歳になってもできるけど、どこかで理屈にはまっていった人はできなくなります。

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